【体験レポート】 キウイフルーツ・みかん・フェイジョア~秋の絶品国産フルーツ収穫体験~
レポート
秋のフルーツ収穫3番勝負が無事に終了いたしました。 ご参加いただきました皆様、大変ありがとうございました! 例年収穫イベントを開催しているみかんとフェイジョアに加え、今年はなんとキウイフルーツの収穫体験も。 普段あまり見かけることのないキウイフルーツ栽培の現場に入れるとあってスタッフたちもウキウキ気分でした! 神奈川県大井町は60~70年ほど前、戦後すぐの頃は日本のみかん生産の北限だったそうです。 (現在は温暖な気候に影響でさらに北でも生産されています。) 横浜の港が近く、そこから海外に輸出される温州みかんを生産し有名になっていきました。 しかし、オレンジの貿易自由化や全国生産地の拡大にともないシェアは次第に減少。 そこでみかんに代わる新たな特産品を、ということで始められたのがフェイジョア、そしてキウイフルーツの生産でした。 これが今から30~40年ほど前のことだそうです。 キウイフルーツは中国が原産。 その後ニュージーランドで品種改良が行われ現在の主流となりました。 そのフルーツはニュージーランドの国鳥・キーウィに因んで「キウイフルーツ」と呼称されるように。 ニュージーランド自体を愛称として「キーウィ」と呼ぶことがあり、「ニュージーランドのフルーツ」という意味合いです。 このキウイフルーツ、ニュージーランド出身のせいか「南」のイメージ?があったりもしたのですが・・・。 中国が原産ということで熱帯の植物ではなく耐寒性もあり、日本の気候にはばっちり適していました。 マイナス10°程度までは耐えるそうです。 40年ほど前、みかんに次ぐ新たな果実を探していた大井町の農家にもこれはいい条件。 以来、現在まで続けられてきたそうです。 「キウイってこんな風に生っているんだ!」 「はじめてみた!」 はじめて入るキウイフルーツの棚に参加者の皆様も大興奮の様子。 確かに、なかなかない機会です! キウイフルーツはとても保存が効きます。 収穫されたばかりのキウイフルーツはその後冷蔵庫で適温に管理されると長期間保存が可能。 なので生産農家には、11月に収穫して4月頃から順次冷蔵庫から出して出荷していくなんて人も多いんだそうです。 南米大陸のウルグアイやパラグアイ、ブラジル南部が原産のフェイジョア。 こちらもみかんに次ぐ特産品を目指して40年ほど前に大井町で生産が始まりました。 現在、スーパー等で一般的に販売されているものではありませんがその特徴的な味や香りに魅せられる人は少なくありません。 パイナップルとバナナとリンゴを混ぜたようなちょっと不思議な味で、甘く爽やかで芳醇な良い香りが特徴。 気になった方はチェックしてみてください。 (収穫時期10月~11月) フェイジョアは木に実がなり、それが適期になるとポトッと下に落下するのでそれを拾って収穫します。 (上級者になると木になっている状態でもポロっと取れるやつがわかるそうです。すごい!) 追熟が必要なのでご自宅ではキウイと一緒においておくとグッド。 食べごろになると良い香りでお知らせしてくれます。 大井町相和地区はなだらかな斜面が続き、みかん栽培にとても適した条件がそろっています。 みかんはその場ですぐに食べられるのも魅力の一つ。 収穫したい果実の周辺から試しに取って食べ、味を確かめてから収穫していきます。 日当たりや枝の手入れなどによって同じ木でも場所によって違いが出てくるので好みを探します。 現在では大井町でもオーナー制のみかんの木が販売されているので、収穫期までの管理はプロにお任せして 収穫のみ行うことなども可能です。 貯蔵ができ日持ちもするため、やはりみかんは日本の冬には欠かせません。 今回、大井町の地元農家の方々の協力を得て開催することができたフルーツ収穫イベント。 実際に現場を見て、自分で収穫したフルーツがあるというのはとても貴重な経験だと思います。 これからも国産フルーツには注目です。 ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。