サポート付レジャー農園|里山シェア大井松田(神奈川)

【体験レポート】たけのこ狩り〜春の竹林で癒しのひととき〜

レポート

【体験レポート】たけのこ狩り〜春の竹林で癒しのひととき〜

町の6割が丘陵地、温暖な気候のおかげで畑作・みかんなどの良質な作物を中心とした農業が行われている神奈川県の大井町。
寒い冬が終わり、暖かくなってくるとあたりを賑わせるのが春の使者・たけのこです。
太く柔らかく香りが良い孟宗竹のたけのこはこの時期にしか味わうことのできない里山の魅力の一つ。
今回のイベントには都内などを中心に80名をこえるお客様がご参加くださり、春のたけのこ狩りを楽しんでいただきました。

たけのこは気候に左右されやすく生育ペースの管理が非常に難しいものです。
たけのこの本数管理や圃場の通路の確保、猪など獣の侵入を防ぐネット張りなど、今回のイベントにあたっては地元農家の古矢さん・鈴木さんに多大なご協力をいただき、なんとか無事にイベントを開催することができました。
当日の会場にはところ狭しと地面から顔を出したたけのこの姿。
天気が良く少し暑さを感じる日でしたが、竹林は日陰が多く風で笹の葉の揺れる音がして過ごしやすく、絶好のたけのこ狩り日和でした。
剣先スコップを武器にたけのこ狩りの始まりです。
根元を傷つけないようにしっかりと根っこの周りの土をどかして、最後は一思いにグサッ!と断ち切る。
お客様に、このグサッの感触がたまらない!っと興奮ぎみに言っていただけたことが印象的でした。
大人から子どもまで、たけのこ狩りの魅力を満喫していただけたなら幸いです。

たけのこ狩りの後は、みんなでたけのこの下処理。
たけのこは根を切った後も活動を続けるため、皮がついたままの状態で放置するとエグ味が出てしまいます。
なので今回はすぐに皮をむき大鍋にグツグツと湧いたたっぷりのお湯で下ゆでをしました。
こうすることでたけのこを美味しいまま保存できますし、またおうちに帰ってから大量の皮のゴミに悩まされることもありません。
普段、ご家庭でお料理をさせるお客様に「実はこのサービスが一番魅力的」と喜んでいただけました。

そして作業の後はみんなで昼食を。
釜戸で炊いたホッカホカのたけのこご飯と茹でたばかりのたけのこの刺身、そして我々の畑で収穫したばかりのカブのみそ汁。
現地でしか味わえない特別な味でした。
茹であげたたけのこも、もちろんお持ち帰りいただき、ご家庭で美味しいたけのこ料理に生まれ変わったことでしょう。

春の風物詩、たけのこ。
来年以降も恒例イベントとして皆様と一緒に楽しめるよう企画していきたいです。