サポート付レジャー農園|里山シェア大井松田(神奈川)

【体験レポート】麦味噌づくりイベント

レポート

【体験レポート】麦味噌づくりイベント

2025年も里山シェア大井松田は皆様にお喜びいただけるイベントを開催できますよう、努力して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

1月下旬、里山シェアの周辺では蝋梅やスイセンの花が爽やかな香りを漂わせ始めました。
そんな冬晴れの日に、大好評の味噌づくりイベントが始まりました。できるだけ多くの皆様に味噌づくりを体験して頂きたいという思いから、今年は第1弾『麦味噌づくり』、3月に第2弾『米味噌づくり』と、合計14回開催させて頂きます。
第1弾の『麦味噌づくり』は満員御礼で100名ほどの皆様にご参加いただきました。

麦味噌とは、九州地方でよく食べられている味噌で、甘くさっぱりとした味と爽やかな香りが特徴の味噌です。大豆に対して麦麹の割合が多く発酵が早く進むため、2〜3ヶ月くらいの熟成期間で食べごろを迎えます。

関東では麦味噌はほとんど販売されておらず、スーパーでも1種類置いてあるかどうかです。皆様、麦味噌を食べたことがない方も多く、興味深く講義に耳を傾けてくださいました。

味噌は発酵食品で、私たちの体に必要なアミノ酸を豊富に含んでいます。栄養も豊富で、腸内環境も整えてくれます。麦味噌は、米味噌よりも塩分が少なくタンパク質を分解するプロテアーゼという酵素が多いのが特徴です。お肉料理に麦味噌が良く合うのも納得です。

材料は、大豆と麦麹と塩。
3つの材料を混ぜるだけで、麹菌や酵母や乳酸菌など微生物の働きで、甘味や香りや旨みを含んだ美味しい味噌が出来上がります。
先人の知恵に感謝です。

大豆はスタッフが柔らかく茹でさせて頂きました。
ビニール袋の中で大豆を潰しながら材料を混ぜていきます。

麹菌は大豆が熱すぎると死滅してしまうので、潰しながらぬるく感じる温度でよく混ぜていきましょう。少し疲れるけど、家族みんなで潰すとそれも良い思い出です。

材料が良く混ざったら、アルコールと塩で消毒した容器に空気を抜きながら隙間なく詰めていきます。
空気が入るとそこからカビが生えやすくなってしまうからです。
皆様、綺麗に上手に詰めてくださいました。
出来上がりがとても楽しみです♪

最後は容器に作った日付けを記入し、2〜3ヶ月後の出来上がりを待ちます。
保存は日の当たらない常温で!冷蔵庫は寒すぎて麹菌が働かず発酵しないので、気をつけてくださいね。
発酵して食べごろになったら冷蔵庫へ移し、1年以内に食べ切っていただくと、より一層麦味噌の香りをお楽しみいただけます。

大盛況で終えた『麦味噌づくり』
皆様の「家でも作ってみたい」というお声が嬉しかったです。
3月には『米味噌づくり』を開催させて頂きますので、そちらにもご参加いただき、麦味噌と米味噌の食べ比べや、合わせ味噌の味噌汁など、発酵食品の魅力を存分に体験していただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。